チャリティ団体パラサイヨの一年の活動の締めくくりとなる、パラサイヨツアーのレポート、三日目です。目次はこちら。
◆もがみの騒動見聞録 パラサイヨツアー2006 リンク集&用語集
※なお登場人物は一部を除いてイニシャルになっております。同じイニシャルが必ずしも同じ人物を指すとは限りませんのであしからず。
ついに今回のツアーのメインイベント、「僕らの市場」プロジェクトの始まり。
Zion(講堂)では、子どもたちが集まっていた。商品開発担当者は、ステージ向かって左側に列を作り、プレゼンの出番を待っている。私もコマを持ってプレゼン待ちの列に並ぶ。みんなそれぞれに自分の商品を抱えて、頭を悩ませている。ヅラ、とんがり帽など派手な格好で、商品と関係ないイメージ戦略を狙っている担当者もいる。何せ古参のパラメンの中には子どもたちに人気が高いのもいるので、キャラ勝ちもあり得る。特に見た目がショボい商品を抱えた担当者ほど、キャラウケを狙っているような気が……(笑)
プレゼンの一番手は「弓矢」で、アピール度抜群。K氏が放った矢は美しい放物線を描いて子どもたちの中心に落ちた。何せ試作段階で「殺傷力高すぎ」と評され、わざわざ矢の空気抵抗を高めて威力を落とさなければならなかった代物。飛ぶという意味でも非常にインパクトがある。まさに飛び道具。それを見た他の商品担当者は、生き残りに頭を悩ませる(笑) 特に小物雑貨は商品価値は高そうだが、ステージでのプレゼンはかなり難しい。
「メイクアップサービス」を出店するT嬢は「あたしゃ人生で初めて自分を売り物にするよ(笑)」と自分の顔にメイクアップを施し、魅力たっぷり満面の笑みでステージを回る。商品「ミサイル」を抱えてブツクサ言っていた多苗尚志は、歌舞伎的なパフォーマンスで難なくプレゼンをこなした。さ、流石だ(笑)
私はといえば、精一杯芸人風に、立ったままコマを床に投げ放ってみたが……まぁ、広いステージ上で、小さなコマに注目しろというのが難しいかもしれん(苦笑)
ときに、私が設計したコマは、プレゼンでは冴えないものの、ハウス側から見て中々悪くない選択肢ではないかとひそかに自負していた。たしかに、それほど珍しい商品ではない。が、実は制作がかなり楽になっている。事前に子どもに配られた資料では「難易度:中程度」となっていたが、実際には非常に簡単に作れる商品に仕上げておいたのだ。また、色を塗る楽しみがあり、自由度も割と高い。単純設計なので、故障率も低い(笑) そのため、やりようによっては化ける可能性もある。と思っていた。
プレゼン終了後、Zionの前には商品開発者たちが軒を並べて、契約を待つ。ここを通る各ハウスのリーダー(&パラメンのアドバイザー)と契約を結ぶことになるのだ。10人のリーダーたちは竜巻のようにやってきて、人気商品に群がっていく。我々も一生懸命売り込み、呼び込み。コマはなかなか契約者が現れず、売れ残り感があった(ぐっすし)が、やっとBethelハウスのリーダーの女の子(&アドバイザーS氏)がやってきて、我々と契約してくれた。握手によって契約成立。契約書を作成し、サインをする。さっそく私は材料を持ち、商品製作場&ショップとなる、バスケットボールコートへ向かった。
Bethelは比較的低年齢で、やや女の子が多いハウス。そしてBethelハウスが契約したのは、私のコマと、A氏のパタパタ(伝統的には「かわり屏風」と言うらしい)。このパタパタは難易度S級の複雑な商品で、非常に作るのが難しい。Bethelハウスが難易度低のコマとセットで契約したのは、ある意味、幸運だったとも言える。
商品製作開始。私は子どもたちを前に、コマの材料を取り出し、英語で一つずつ説明する。といっても、軸を木製の胴に差し込んでいくだけ。大きさは何種類かあるのだが、それぞれ胴と軸がセットで合うように調整済みなので、ほとんど問題はない。あとは、マーカーで色を塗ってもらうだけだ。年長の子たちが割と英語が得意で、小さい子たちにまめに指示を伝えてくれたのも助かった。
子どもたちに色を塗ってもらったのはとても良かった。彼らは非常にすぐれた色彩感覚を持っている。私なんかより、ずっと……(笑) どのコマ一つをとっても、非常に美しく彩色されており、回転させるといっそうカラフルで素敵だ。中には、私が部品材料を入れて持ち歩いていた「無印良品」紙袋の文字をそっくり真似てコマに書き込む、利発な少女もいた。無印良品コマのできあがりだ。思わず「Matalino!(賢い!)」と叫んでしまったよ。
私の美的センスの無さが災いし、ショップの飾り付けが後手に回ってしまったのが反省。そーか、そういう面も大事だよな……どうも質実剛健な気質でいかん(苦笑)
コマは無事30個が製作終了し、大・中・小をそれぞれ300D、200D、100Dとした。パタパタも製作終了分を並べ(300D)、看板も立てて準備完了。販売タイムに突入。年少の子どもたちが、模擬紙幣(私がPCでデザインした!)を持って、大好きなおもちゃを買おうと我先にバスケットコートにやってくる。
最初の商品が売れた時の、Bethelハウスの子どもたちの喜びようといったらなかった。あの声は忘れられない。「大歓声」と言うにふさわしい。販売に関する限り、私が指示する必要は皆無だった。彼らは私なんかよりずっと商売人だった(笑) 勝手に客を引き、売り込み、価格交渉をし、値下げをし、しまいには商品を持って移動販売までやってのけた。彼らは売れ行きに一喜一憂し、売れるたびにピョンピョン跳びはねて喜んだ。私がやったのはせいぜい、袋を1つ用意し、少年の一人に渡して「売り上げをここに集めておけ」と指示したくらいだ。
他のハウスももちろん、同様の盛り上がりを見せていたと思う。とにかく販売タイムはあちこちで激しい売り買いの声が続き、もう、何がなんだかてんやわんやだったのだ。子どもたちがあんなに熱狂するとは思わなかった(笑)
残念だったのは、コマがけっこう売れ残ったこと。30個のうち、5つも売れ残ったのでは商品開発担当の名折れだ(苦笑) もう一工夫が必要だったか。それでも、子どもたちは大変楽しんでくれたようだった。販売終了後、売り上げの模擬紙幣を勘定する時にも子どもたちは自分たちの成果に大喜びだった。
その後、ハウスの子どもたちと反省会。CMSのスタッフの大人が輪に加わって仕切ってくれて、子どもたちを促して感想を言わせてくれたので反省会は割と充実した。子どもたちも「お客が来ると嬉しかった」など、仕事の楽しみを少しでも味わってくれたようだ。
ただそうは言っても、結果発表で5位にも入賞できなかった点はやはり残念そうだった。その悔しさをバネに、いろいろ考えてくれるといいと思う。
個人的反省としては、細かく商品を作りすぎたかもしれない。バリエーションがあった方がいいと思って大中小と種類を用意していったのだが、それがかえって仇になったかも。小さいコマは見た目地味だし売りにくかったかな。大ゴマだけ30個とか、あるいは大と中で15個ずつとか、そのくらいでよかったのかもしれない。売れ残ったということは、値段はこれ以上下げられないし、さてどうすればよかったのかなぁ。
商売って難しいな。 ←お前が学んでどーする(笑)
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ついに今回のツアーのメインイベント、「僕らの市場」プロジェクトの始まり。
Zion(講堂)では、子どもたちが集まっていた。商品開発担当者は、ステージ向かって左側に列を作り、プレゼンの出番を待っている。私もコマを持ってプレゼン待ちの列に並ぶ。みんなそれぞれに自分の商品を抱えて、頭を悩ませている。ヅラ、とんがり帽など派手な格好で、商品と関係ないイメージ戦略を狙っている担当者もいる。何せ古参のパラメンの中には子どもたちに人気が高いのもいるので、キャラ勝ちもあり得る。特に見た目がショボい商品を抱えた担当者ほど、キャラウケを狙っているような気が……(笑)
プレゼンの一番手は「弓矢」で、アピール度抜群。K氏が放った矢は美しい放物線を描いて子どもたちの中心に落ちた。何せ試作段階で「殺傷力高すぎ」と評され、わざわざ矢の空気抵抗を高めて威力を落とさなければならなかった代物。飛ぶという意味でも非常にインパクトがある。まさに飛び道具。それを見た他の商品担当者は、生き残りに頭を悩ませる(笑) 特に小物雑貨は商品価値は高そうだが、ステージでのプレゼンはかなり難しい。
「メイクアップサービス」を出店するT嬢は「あたしゃ人生で初めて自分を売り物にするよ(笑)」と自分の顔にメイクアップを施し、魅力たっぷり満面の笑みでステージを回る。商品「ミサイル」を抱えてブツクサ言っていた多苗尚志は、歌舞伎的なパフォーマンスで難なくプレゼンをこなした。さ、流石だ(笑)
私はといえば、精一杯芸人風に、立ったままコマを床に投げ放ってみたが……まぁ、広いステージ上で、小さなコマに注目しろというのが難しいかもしれん(苦笑)
ときに、私が設計したコマは、プレゼンでは冴えないものの、ハウス側から見て中々悪くない選択肢ではないかとひそかに自負していた。たしかに、それほど珍しい商品ではない。が、実は制作がかなり楽になっている。事前に子どもに配られた資料では「難易度:中程度」となっていたが、実際には非常に簡単に作れる商品に仕上げておいたのだ。また、色を塗る楽しみがあり、自由度も割と高い。単純設計なので、故障率も低い(笑) そのため、やりようによっては化ける可能性もある。と思っていた。プレゼン終了後、Zionの前には商品開発者たちが軒を並べて、契約を待つ。ここを通る各ハウスのリーダー(&パラメンのアドバイザー)と契約を結ぶことになるのだ。10人のリーダーたちは竜巻のようにやってきて、人気商品に群がっていく。我々も一生懸命売り込み、呼び込み。コマはなかなか契約者が現れず、売れ残り感があった(ぐっすし)が、やっとBethelハウスのリーダーの女の子(&アドバイザーS氏)がやってきて、我々と契約してくれた。握手によって契約成立。契約書を作成し、サインをする。さっそく私は材料を持ち、商品製作場&ショップとなる、バスケットボールコートへ向かった。
Bethelは比較的低年齢で、やや女の子が多いハウス。そしてBethelハウスが契約したのは、私のコマと、A氏のパタパタ(伝統的には「かわり屏風」と言うらしい)。このパタパタは難易度S級の複雑な商品で、非常に作るのが難しい。Bethelハウスが難易度低のコマとセットで契約したのは、ある意味、幸運だったとも言える。
商品製作開始。私は子どもたちを前に、コマの材料を取り出し、英語で一つずつ説明する。といっても、軸を木製の胴に差し込んでいくだけ。大きさは何種類かあるのだが、それぞれ胴と軸がセットで合うように調整済みなので、ほとんど問題はない。あとは、マーカーで色を塗ってもらうだけだ。年長の子たちが割と英語が得意で、小さい子たちにまめに指示を伝えてくれたのも助かった。
子どもたちに色を塗ってもらったのはとても良かった。彼らは非常にすぐれた色彩感覚を持っている。私なんかより、ずっと……(笑) どのコマ一つをとっても、非常に美しく彩色されており、回転させるといっそうカラフルで素敵だ。中には、私が部品材料を入れて持ち歩いていた「無印良品」紙袋の文字をそっくり真似てコマに書き込む、利発な少女もいた。無印良品コマのできあがりだ。思わず「Matalino!(賢い!)」と叫んでしまったよ。
私の美的センスの無さが災いし、ショップの飾り付けが後手に回ってしまったのが反省。そーか、そういう面も大事だよな……どうも質実剛健な気質でいかん(苦笑)
コマは無事30個が製作終了し、大・中・小をそれぞれ300D、200D、100Dとした。パタパタも製作終了分を並べ(300D)、看板も立てて準備完了。販売タイムに突入。年少の子どもたちが、模擬紙幣(私がPCでデザインした!)を持って、大好きなおもちゃを買おうと我先にバスケットコートにやってくる。
最初の商品が売れた時の、Bethelハウスの子どもたちの喜びようといったらなかった。あの声は忘れられない。「大歓声」と言うにふさわしい。販売に関する限り、私が指示する必要は皆無だった。彼らは私なんかよりずっと商売人だった(笑) 勝手に客を引き、売り込み、価格交渉をし、値下げをし、しまいには商品を持って移動販売までやってのけた。彼らは売れ行きに一喜一憂し、売れるたびにピョンピョン跳びはねて喜んだ。私がやったのはせいぜい、袋を1つ用意し、少年の一人に渡して「売り上げをここに集めておけ」と指示したくらいだ。
他のハウスももちろん、同様の盛り上がりを見せていたと思う。とにかく販売タイムはあちこちで激しい売り買いの声が続き、もう、何がなんだかてんやわんやだったのだ。子どもたちがあんなに熱狂するとは思わなかった(笑)
残念だったのは、コマがけっこう売れ残ったこと。30個のうち、5つも売れ残ったのでは商品開発担当の名折れだ(苦笑) もう一工夫が必要だったか。それでも、子どもたちは大変楽しんでくれたようだった。販売終了後、売り上げの模擬紙幣を勘定する時にも子どもたちは自分たちの成果に大喜びだった。
その後、ハウスの子どもたちと反省会。CMSのスタッフの大人が輪に加わって仕切ってくれて、子どもたちを促して感想を言わせてくれたので反省会は割と充実した。子どもたちも「お客が来ると嬉しかった」など、仕事の楽しみを少しでも味わってくれたようだ。
ただそうは言っても、結果発表で5位にも入賞できなかった点はやはり残念そうだった。その悔しさをバネに、いろいろ考えてくれるといいと思う。
個人的反省としては、細かく商品を作りすぎたかもしれない。バリエーションがあった方がいいと思って大中小と種類を用意していったのだが、それがかえって仇になったかも。小さいコマは見た目地味だし売りにくかったかな。大ゴマだけ30個とか、あるいは大と中で15個ずつとか、そのくらいでよかったのかもしれない。売れ残ったということは、値段はこれ以上下げられないし、さてどうすればよかったのかなぁ。
商売って難しいな。 ←お前が学んでどーする(笑)
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2006/10/07(土) 18:44:04 | 還ってきた!多苗尚志の友のいる人生K晶
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